大谷翔平、死球後の紳士的振る舞いNHK解説者が称賛「すごい…当てられた選手の表情じゃない」
<ドジャース-パドレス>◇19日(日本時間20日)◇ドジャースタジアム
ドジャース大谷翔平投手(30)が大荒れの試合で死球を受けた。
2-5の9回2死三塁、3ボールから右腕スアレスの直球が右脇腹付近に直撃。この日は9回のパドレス・タティスへの死球をめぐりロバーツ監督とシルト監督が口論の末に退場処分となっており、警告試合が宣告されていた。
4連戦で計8個目の死球。大谷は一塁へ向かう際、右手を上げ、荒ぶるチームメートを抑えるようなしぐさを見せた。一塁上ではパドレス・アラエスと握手をかわすなど、パドレスの選手たちとも会話を交わし、笑顔を見せながら騒動の沈静化に努めた。
NHKBSで解説を務めた元ドジャースの斎藤隆氏(55)は「本当にすごい。僕が言うことじゃないけど、当てられたなとか、狙ったなというのは大谷翔平選手が一番…、実際にそうかは分かりませんが、本人じゃなきゃ分からないことがいっぱいあると思うんです。それでもなおこういうことをするので。デッドボールを当てられた選手の、そのあとの表情じゃないですよね」と振る舞いを称賛した。