ドジャース対パドレス 8回裏ドジャース無死、大谷は空振り三振に倒れる(撮影・滝沢徹郎)

<ドジャース3-5パドレス>◇19日(日本時間20日)◇ドジャースタジアム

ドジャース大谷翔平投手(30)が「1番DH」でスタメン出場。第2打席で3試合ぶりの安打をマークしたが、最終打席で死球を受けた。

1回はバーガートと対戦。カウント1-1から真ん中付近のスライダーを高々と打ち上げ、右飛に倒れた。

第2打席は0-1の3回2死一塁で、右腕バーガートと2度目の対戦。初球のチェンジアップを痛烈に右前へ運び、3試合ぶりの安打を記録。2死一、三塁とチャンスを広げたが、続くベッツは三ゴロに倒れた。

第3打席は0-2の5回2死一、三塁で左腕モレホンと対戦。1ストライクからスライダーにタイミングを外され、中途半端なスイングで力のない投ゴロに倒れた。

第4打席は0-5の8回無死で、右腕アダムと対戦。フルカウントから内角低めのスライダーにタイミングを外され、空振り三振に倒れた。

第5打席は2-5の9回2死三塁で、守護神スアレスと対戦。3ボールから右脇腹へ死球を受けたが、痛がる様子を見せず、右手を上げて荒ぶるチームメートを抑えた。

打率は2割9分2厘、リーグ単独トップ、メジャー3位の25本塁打、43打点、11盗塁。OPS(出塁率+長打率)は1.008とした。

投手としては16日(同17日)のパドレス戦で、663日ぶりに登板。1回を2安打1失点で、最速は100・2マイル(約161キロ)を計測した。次回のマウンドは22日(同23日)本拠地のナショナルズ戦と発表されている。

16日(同17日)からのドジャースとパドレスの4連戦では、両軍8死球で危険球が飛び交った。

【4連戦での死球などを巡る経過】

◆16日:パ軍シースが2-3の4回1死一塁、ド軍パヘス(第1打席で二塁打)の左肘付近に死球→パヘスがシースへ声を荒らげる

◆17日:ド軍トリビノが2-1の3回無死二塁、パ軍タティスの背中に死球→両軍静観

◆17日:パ軍バスケスが3-2の3回1死、大谷の左太もも付近に死球→警告試合が宣告されロバーツ監督が猛抗議で退場。パ軍側は故意死球を否定。

◆18日:ド軍シーハンが0-1の3回2死、パ軍マチャドへカウント1-1から顔面付近へすっぽ抜け→マチャドは声を発し、捕手ラッシングへ意味深なウインク。

◆18日:ド軍サウアーが8-3の7回無死、パ軍イグレシアスへ死球→両軍静観

◆18日:パ軍コレックが1-3の7回無死一塁、ド軍パヘスの左肩に死球→両軍静観

◆19日:ド軍トリビノが0-3の7回1死二塁、パ軍ジョンソンに2ボールから死球→両軍静観

◆19日:ド軍トリビノが0-3の7回2死二、三塁、パ軍タティスへ厳しい内角球→シルト監督が声を上げる

◆19日:ド軍リトルが0-5の9回無死、パ軍タティスの左手首付近へ死球→シルト監督とロバーツ監督がホームベース付近で激しい口論、両軍選手とスタッフが入り乱れる。警告試合、両指揮官は退場処分。

◆19日:パ軍スアレスが5-2の9回2死三塁、3ボールから大谷の右脇腹へ死球→大谷は右手を上げて荒ぶるチームメートを抑える

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 大谷翔平、4打数1安打で3試合連続ヒット 最終打席は右脇腹へ死球受けるも同僚へ冷静を訴える