FC東京に加入し、取材に応じるDFアレクサンダー・ショルツ(撮影・佐藤成)

FC東京に加入したアレクサンダー・ショルツ(32)が20日、都内で取材に応じ、意気込みを語った。

デンマーク代表経験のある強力な助っ人は、21年から24年まで浦和に在籍。Jリーグベストイレブンにも選出された実績を持つ。昨夏からカタール1部アルワクラSCでプレーしたが、6月の特別移籍期間を利用して東京に加入した。

自慢のカーリーヘアをなびかせた長髪がトレードマークだったが、サイドを刈り上げた短髪スタイルに生まれ変わって登場。「髪自体はここに来ると分かる前から切っていた。カタールで最後の試合を終えてから、このあと写真を撮る機会がないと思って切った。カタールは暑いので切った」とイメージチェンジの理由を明かした。

ニュースタイルについて「ロングヘアーが恋しい」と惜しみつつ「もっと強いヘディングができると思う。浦和ではヘディングで1点しかとれなかった。今回はもっといっぱい点を取れるのではないか」とヘディングへの自信をのぞかせた。

カタールでのシーズン終了から時間がたっており、コンディションは万全ではなく復帰には「時間が必要」。とはいえ経験値、能力は間違いなく、失点数リーグワーストの守備陣の立て直しに期待がかかる。「経験、責任感をチームに加えられる。ピッチ上のプレースタイルでは一体となっていくことに貢献できると思います」とうなずいた。

浦和退団後、キャリア終盤に日本に戻ってくるプランはあったが、ここまで早いタイミングとは考えていなかったという。「日本に帰るのは早すぎたかなと思ったけど、自分をほしいと後押ししてくれて最終的に東京を選んだ。チームはスタイルも変わっている時期。適応してチームを助けられるようにベストを尽くしたい」と意気込んだ。【佐藤成】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【FC東京】元浦和ショルツが別人級変化「ロングヘアーが恋しい」も「ベストを尽くしたい」