【FC東京】小原光城GM 佐藤龍之介の活躍に「複雑な思い」も「喜ばしいこと」復帰は?
J1で17位に沈むFC東京の小原光城GMが20日、都内で取材に応じ、前半戦の総括を行った。
ファジアーノ岡山に育成型期限付き移籍し、日本代表デビューも飾ったMF佐藤龍之介(18)について言及した。
昨季リーグ戦3試合の出場に終わり、今季は活躍の場を求めて岡山に移った佐藤。小原GMは「非常にクラブとしても悩んだというか、彼ともかなり時間をかけて話をして、現場、監督とも話をして、必ずしも全面的に『行ってこい』ということでもなかった。我々として残しておきたい選択肢はあった」と移籍の経緯を説明。本人の成長を考えての決断だったという。
岡山で佐藤は本職ではない右のウイングバックで起用され、15試合4得点とブレーク。プレーの幅を広げている。小原GMは「もちろん複雑な思いはありつつ、でも向こうにいったことで成長して代表になったところは当然ながら喜ばしいこと」と心境を明かした。
シーズン中のレンタルバックの可能性については「いろいろな条件が整わないとできない。もちろん1つの選択肢はシーズン最初からもっているけど、いいのかできるのかを含めて、今はなんともお答えできない」と話した。【佐藤成】