カブス今永昇太(2025年4月)

カブス今永昇太投手(31)がデザインされたマンホールのふたが19日、北九州市八幡西区の「瀬板の森公園」に設置された。

米大リーグ機構が、日本にゆかりのある現役選手12人のマンホールのふたを作成したプロジェクトの一環。北九州市出身の今永は北筑高校時代、隣接する同公園でランニングを徹底し、選手としての礎を築いたという。

マンホールのふたには、ニックネームの「投げる哲学者」にちなみ、ソクラテスのポーズをとった今永がデザインされている。野球のボールを軸とした惑星も描かれている。デザインしたイラストレーターの粉川理沙氏は「『投げる哲学者』という一見スポーツと相反するようなコンセプトを、どうビジュアルに落とし込むか、そのギャップを楽しみながら試行錯誤を重ねました」とコメントした。

マンホールにスマートフォンをかざすと、今永がこれまで歩んできたストーリーをAR動画で楽しめる。

設置場所は瀬板の森公園の南側入り口で、住所は北九州市八幡西区瀬板2丁目3番。

今永は北筑高校を卒業後、東都大学リーグの名門・駒大に進み、15年ドラフト1位でDeNA入りした。23年まで日本のプロ野球で64勝(50敗)を挙げ、ポスティングシステムでカブスに移籍。24年は新人ながら15勝3敗の好成績を残し、オールスターにも出場した。今季は8試合で3勝2敗、防御率2・82。現在は左足の太もも裏を負傷し、15日間の負傷者リスト入りしている。20日(日本時間21日)には傘下3Aでリハビリ登板し、その後にメジャーに復帰する見通しとなっている。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 カブス今永昇太がデザインされたマンホールが北九州市に設置 大リーグのプロジェクトの一環