鈴木誠也、値千金の18号逆転3ラン「三振を怖がらずにどんどん強く振っていくことを意識」
カブス鈴木誠也外野手(30)が17日(日本時間18日)、本拠地でのブルワーズ戦に「3番DH」で出場。4試合ぶりとなる値千金の18号逆転3ランを放った。1-2と1点を追う5回1死二、三塁。カウント1ボールからパトリックの内角低めへの時速約153キロのシンカーをコンパクトに振り抜き、左中間中段へ逆転3ランをたたき込んだ。
直前の2打席は、同じ先発右腕にいずれも空振り三振。それでも、本来のスイングに悔いはない。「しっかり自分のポイントで捉えられている。それだけだと思う。今までは三振したくないとか、いろいろあったけど、今年に関しては、三振を怖がらずにどんどん強く振っていくことを意識している。今はいい状態で毎日やれている」。
今季61打点目は、アロンゾ(メッツ)の63打点に次ぐナ・リーグ2位。メジャー全体でも、ア・リーグトップのジャッジ(ヤンキース)の60打点を抜いて2位となった。その一方で、日頃から仲の良い4番クローアームストロングが8回、今季5度目のアベック弾となる19号ソロを放ち、再び1差をつけられた。「うれしいけど、なんで打つんだよって感じですよね」。逆転で3連勝を飾ったカ軍は、今季最多の貯金「17」と快調でもあり、試合後はジョーク交じりに振り返った。
▼カブス鈴木が逆転3ラン。鈴木の逆転本塁打は大リーグ移籍後初めてとなった。大リーグ移籍後73本塁打のうち、殊勲アーチは35本目(先制13、同点12、勝ち越し9、逆転1)。