パドレスのシルト監督(2024年10月撮影)

<ドジャース8-6パドレス>◇17日(日本時間18日)◇ドジャースタジアム

パドレスのマイク・シルト監督が、3回にドジャース大谷翔平投手(30)に与えた死球について故意ではないとの見解を示した。

大谷は2-3の3回1死走者なしの第2打席で、先発右腕バスケスの2球目93.8マイル(約151.0キロ)フォーシームを右太ももに受けた。ボールが直撃した瞬間には「アィ!」と叫ぶ声が放送で流れ、少し痛がるしぐさも見せたが、うなずきながら一塁まで進み、そのままプレーを続けた。

直前の3回表にはパドレスのスター、タティスが右腕トレビノから死球を受けていたこともあり、審判団の協議の結果、警告試合に。この判断にドジャースのロバーツ監督が激高し、今季初の退場処分を受けた。前日にはドジャースのパヘス、7回にはパドレスのイグレシアスが死球を受け、2試合で計4死球と荒れた展開となっている。

シルト監督は試合後の会見で、両チームの死球に意図が見受けられたかと問われると「野球の試合ではさまざなことが起きる。質の良い球を投げようと内角を攻めたりね。トレビノは我々のホームで先発したときもタティーにぶつけているし、今日も当てていたから、良い気持ちはしないよ」とした上で「バスケスは内角で勝負しようと厳しい球を投げたが、球が抜けてしまった。あの時点で審判団が(警告試合に)した判断は理解できるし、我々サイドからは特に不満はない」と、死球に意図はなく、警告試合にした審判団の判断にも理解を示した。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 大谷翔平の死球に敵将「試合ではさまざまなことが起きる。球が抜けてしまった」審判団判断に理解