中日対オリックス 8回裏中日無死、右二塁打を放つ佐藤(撮影・森本幸一)

<日本生命セ・パ交流戦 中日3-5オリックス>◇17日◇バンテリンドーム

中日がオリックスに敗れ3連敗となった。リーグ戦の借金は4。交流戦は6勝7敗となった。

試合後の井上一樹監督(53)の一問一答は以下の通り。

-新加入の佐藤龍世はいろんな面が見られた

「入団会見の時にも公言した通り、新しい風として彼は来たわけだからね、仕事ぶりというか、最後のプレーとか、いいもの見せてくれたのかなと思います」

-できれば5回杉本のゴロの処理も

「俺はちょうど見てたけど、あのね、ボールがね、イレギュラーしたの。確かに難しい打球だった。あれを『おい、なんで捕れへんのや』っていうのは、ちょっと責めれない。確かにピッチャーとすれば、あれを捕ってくれていればっていう形になるんだけども、もうすごい不規則な跳ね方をしたから、あれはちょっと龍世、ちょっとかわいそうだったかなと思います」

-石川昂が降格

「結果が全てというこの世界で、再昇格してからの結果的に18打数1安打でしょ。もちろん地元のファン、ドラフト1位、東邦高校出身。『あいつは頑張らなあかん』。そんな、もう俺らも重々分かってる。分かってるけども、やっぱりそこで何かこう、変わるっていうようなものを見せてくれないと。ほんで、『変わるって何を変えればいいんですか? 』的なことをもし彼が思っていたら、『それ変われないよね』って話で。もちろん体格がいい、スイングが速い、ホームランを打てるっていうようなものを求められてるのに、じゃあ、試合になったら『なんでそこまで振れないの? 』。『なんでそんなに(振り)遅れるの』。『なんで詰まるの』。っていうことを考えないと、俺らがもう死ぬほどいろんなこと言うたとって、あいつがやるかやらないかの話だから。もちろん期待はあるのよ。これからも期待はするよ。するけども、今のままでは置いておけないよ。という形で佐藤龍世と代えたという話」

-監督の鹿児島商時代の恩師塩瀬重輝さんが亡くなった

「今、この世界でこうやってやっていけてる原点である、その高校時代があったからこそっていう。で、ここもう1年、2年、ずっと寝たきりな感じで、今年の1月か、鹿児島に行った時に、ちょっと病室に顔出せたっていうのが最後なんだけども。昨日かな、亡くなったっていう情報は、俺の同級生から聞いたんだけどね。もちろん、あの人が、オレの高校の監督がいなければ、この世界ではいないっていうことを考えれば、もちろん、恩人だし、恩師だし。いつも現役の頃から応援してくれてたんで、これからもね、恥じないような野球をする上で、しっかり見守ってくださいという形ですね」

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【中日】井上監督、移籍即スタメンの佐藤龍世に「いいもの見せてくれた」プレー称賛/一問一答