阪神球団旗

<日本生命セ・パ交流戦:阪神-ロッテ>◇17日◇甲子園

阪神タイガースの親会社である阪急阪神ホールディングスの第187回定時株主総会が17日、大阪市北区の梅田芸術劇場で1877人が参加して行われた。昨年は宝塚歌劇団員急死問題についての質問が相次いでいたが、今年は質問者21人のうち9人が阪神や甲子園に関する質問をした。

厳しい意見も飛んだ。ある株主は「藤川球児監督についてですが、そもそも組織をまとめるリーダーとしての資質がないように思えてなりません」と指摘。「背番号22も監督らしくないでしょう。70、80とか監督らしい背番号にするとか、年配の参謀役を置くとか、対策を講じるべきだと思いますがいかがでしょうか」と続けた。

これに対し阪神電鉄の上戸健司常務取締役は「年齢的には若い部類の監督ではございましたが、何よりもタイガースを強くしたい熱意が強く、優勝に導いてくれると、監督をお願いしております」などと説明。「フロントは藤川監督を信頼して任せております。チーム、フロントともに一層の努力を重ねて参ります」と一丸を強調した。

甲子園球場への要望も多く「ライトスタンドをラッキーゾーンというか、もう少し(グラウンドを)せばめてもらって」という声も上がった。

観客増に加えて「左バッターが全然ホームランが入らない。今、佐藤(輝明)選手がいるが、メジャーに行ったらまた小粒な選手ばかりに」という意見。上戸氏は「投手力を中心に守備力を鍛えて、1発に頼らないようなチーム編成で試合を行っておりますので、何とぞご理解をいただきますよう、よろしくお願いいたします」と返答した。梅雨時の風物詩。今年も虎党株主から愛ある質問が飛んだ。【磯綾乃】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【阪神】株主総会に1877人「リーダーの資質ない」「背番号22も…」藤川監督へ厳しい意見