【イラスト】パ・リーグ1週間振り返り6月10〜15日

先週の入れ替え&ファーム情報を、球団別でおさらいします。パ・リーグ編。

   ◇  ◇  ◇

【日本ハム】13日に選手会長の松本剛、浅間、進藤、吉田を登録抹消し、5月14日のオリックス戦で左脇腹を負傷し2軍調整が続いていた野村や、打撃不振で再調整していた田宮が1軍復帰。さらに17年目のベテラン中島、2年目宮崎が今季1軍初昇格した。2軍では右腕の負傷で再調整中のマルティネスが、12日の巨人戦で1本塁打を含む2安打4打点と調子を上げてきている。

【オリックス】太田が右手首の打撲から復帰した。13日から3試合に先発出場。2安打を放った。約1カ月半、2軍再調整を行った宗も同日に再昇格。15日巨人戦では4安打3打点で気を吐いた。一方、打率3割2厘、4本塁打、13打点をマークしていた広岡が右肋骨(ろっこつ)の骨折で離脱。ドラフト1位麦谷も左手薬指を骨折し、出場選手登録を抹消された。

【西武】岸が実戦復帰した。4月13日の日本ハム戦で左太もも裏を肉離れし「全治2、3カ月」の診断。リハビリを続け、14日の3軍ロキテクノ戦では外野でフル出場するまでに回復した。慎重な道筋が必要ながら、1軍外野陣が手薄。17日には早くも2軍出場の可能性が高い。左足首捻挫で離脱中のルーキー渡部聖は、15日はトレーナー付き添いでベースランニングを行った。

【ソフトバンク】ベテラン今宮が戦線離脱を余儀なくされた。14日の本拠地DeNA戦で左脇腹を負傷し、途中交代。15日に出場選手登録を抹消され、代わってダウンズが約2カ月ぶりに1軍に昇格した。ウエスタン・リーグでは東浜が11日オイシックス戦に先発し、8回を2安打1失点の好投。現状では先発7番手の位置づけで、1軍に同行しつつ登板機会を待つ。

【楽天】上半身のコンディション不良で出遅れていた黒川が、12日に今季初昇格した。初打席となった14日阪神戦では延長10回2死一塁から左前打を放ち、石原のサヨナラ打を呼び込んだ。さらに15日同戦では同点の延長12回1死一、三塁、代打で出場してサヨナラ打を決め、4連勝の立役者となった。10日に再昇格した武藤も、13日同戦で決勝の2点適時三塁打をマークした。

【ロッテ】今季は右膝痛で別メニュー調整となっていたチーム最年長39歳のベテラン荻野が13日の2軍楽天戦で「3番DH」で実戦復帰した。11日の2軍DeNA戦では投手陣最年長38歳の美馬が先発し、5回を投げ6安打2失点。守護神の益田も2番手で登板し、1回を無安打無失点に抑えた。ベテランたちの1軍で輝く姿を心待ちにしているファンは多い。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【パ入れ替え&2軍情報】日本ハム新庄監督「第六感」野村、田宮、中島、宮崎が1軍復帰即活躍