【阪神】「連敗ストッパー」才木浩人が今季初仕事へ「首位だし堂々としてればいい」昨季も9度阻止
さあ連敗ストッパーの出番だ。
阪神才木浩人投手(26)が先発予定の17日ロッテ戦で、チームの連敗を6で止める6勝目を目指す。
甲子園で投手指名練習に参加。チーム内に重い空気が漂うが、交流戦はセが全体的に劣勢。2位DeNAとの2・5差はリーグ最終戦と変わらず首位をいく。背番号35はナインに呼びかけるように力強く言った。
「言っても首位でしょ? 負けたら少しネガティブな感じになりがちですけど、別に堂々としていればいい。連勝しようが連敗しようが、自分のやることは変わらない」
何度もチームの苦境を救ってきた。昨季は連敗を止めた先発が9試合。そのひとつが、6月2日の敵地ロッテ戦だった。初回に1番森下が先頭弾を放ち、その1点を守り抜いた「1-0」完封。チームの連敗を5で止める快投を演じた。
ロッテ戦は23年から2年連続完封中の好相性。相手も自慢の大応援団が甲子園にやってくるが、その声援を自分の力に変える意気込みだ。「一昨年も甲子園でロッテの応援がすごく大きく聞こえていた印象。すごく楽しみ。かっこいいなと思いながらいつも投げています」。
連敗中の登板は今季初めてだが、29回1/3連続無失点を継続中。昨季記録した自己最長の35回1/3にも、あと6イニングに迫る。今季の交流戦2試合はもちろん無失点。23年以来、自身2度目の交流戦防御率0・00フィニッシュにも王手がかかる。「ゼロでいけば(チームが)負けることはない。本当にそこだけ。ピッチャーというポジションはそういうところなので」。
才木が威風堂々と腕を振り、トンネル脱出を導く。【波部俊之介】
<阪神予想ローテ>
◆17日
阪神才木(今季11試合5勝3敗 防御率1・45)
ロッテ木村(今季14試合1勝0敗 防御率2・75)
◆18日
阪神伊藤将(今季2試合0勝0敗 防御率0・00)
ロッテ田中晴(今季7試合3勝3敗 防御率2・09)
◆19日
阪神デュプランティエ(今季9試合2勝3敗 防御率1・95)
ロッテ種市(今季9試合2勝3敗 防御率3・71)
◆20日
阪神村上(今季12試合7勝2敗 防御率1・68)
ソフトバンクモイネロ(今季11試合6勝0敗 防御率1・26)
◆21日
阪神大竹(今季6試合2勝1敗 防御率2・83)
ソフトバンク上沢(今季10試合5勝3敗 防御率2・91)
◆22日
阪神伊原(今季15試合5勝1敗 防御率1・19)
ソフトバンク前田純(今季9試合2勝2敗 防御率3・00)