「ゴールだったが無効にされた」Aマドリード・シメオネ監督、アルバレスの得点取り消しに苦言
<クラブW杯:パリ・サンジェルマン4-0アトレチコ・マドリード>◇15日(日本時間16日)◇1次リーグB組◇第1節◇ロサンゼルス
アトレチコ・マドリードのシメオネ監督がパリ・サンジェルマン戦後、「ゴールだったが無効にされてしまった」とフリアン・アルバレスの得点取り消しに苦言を呈した。
Aマドリードは15日にロサンゼルスで行われたFIFAクラブワールドカップ(W杯)1次リーグB組第1節で、欧州チャンピオンズリーグ(CL)王者のパリ・サンジェルマンと対戦した。2点のリードを許して前半を折り返した後、フリアン・アルバレスがゴールネットを揺らすも、その直前のプレーでコケがファウルを取られてノーゴール。その後、ラングレが退場処分を受け、終盤に2点を奪われてしまい、0-4の惨敗を喫した。痛恨の敗戦後にシメオネ監督が話したもようをスペイン紙アスが伝えている。
シメオネ監督はパリ・サンジェルマン戦について、「同じ試合の中に異なる2つの試合があった。前半は特に、ゲームをコントロールするという点で相手の方が優れていた。決定機という点ではそうでもなかったが、コントロールという点ではそうだったし、決定力があった。我々にはグリーズマンに同点のチャンスがあったが、その直後の素晴らしいカウンターで0-2にされてしまった」とハーフタイムまでの内容を振り返った。
続いて、「後半はより良い戦いを見せ、1-2にした。主審は多くのプレーで笛を吹かずに流していたが、あのシーンではプレーを流した責任を取るように、VARに判定の変更を求められた。あれはゴールだったが無効にされてしまい、試合が難しくなった。その後、ラングレが退場し、彼らはチャンスをものにした」と見解を述べた。
Aマドリードはこの後、19日(日本時間20日)に行われる1次リーグB組第2節でシアトル(米国)と対戦する。
(高橋智行通信員)