ルーク・ボイト(2021年9月1日撮影)

楽天は10日、元ヤンキースでメジャー通算95本塁打を誇るルーク・ボイト内野手(34)と契約合意したと発表した。契約期間は今季終了まで。中日戦(山形・きらやかスタジアム)の試合前に取材対応した石井一久GM(51)は「パワーヒッターだと思うので、ミドル(中距離)というところは期待してます」。一塁かDHでの起用を想定しているという。

ボイトはコロナ禍で短縮シーズンとなった20年にア・リーグ本塁打王に輝いた長距離砲だ。石井GMは「コロナ禍だったので、試合数は多くはないですけど、結構バレル(ゾーン=長打になりやすいとされる打球速度と角度を組み合わせた指標)にはよく入るバッターだと思う。うちは球場が広いですけど、その間を抜いてほしい。ホームランも期待はしますけど、ツーベース以上っていうところを期待します」と語った。

5月にはオスカー・ゴンザレス外野手(27)が加入したが、石井GMは「タイプはちょっと違うんで」と強調する。来日時期については「7月にはならないかなと思います。調整期間を経て、どれぐらいでいけるか分からないですけど、オールスター前にはもしかしたら試合に出られる状況にあるとは思います」と見通しを示した。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【楽天】契約合意した元ヤ軍ボイト、球宴前にデビューの可能性 石井GM「ツーベース以上期待」