聖和学園が春秋通じて東北大会初勝利 高橋歩汰が4回2失点&公式戦初アーチの決勝3ラン
<高校野球春季東北大会:聖和学園3-2青森北>◇10日◇山形・米沢市営野球場
2年連続出場の聖和学園(宮城2位)が青森北(青森3位)を破り、春秋通じての東北大会初勝利を飾った。
先発の高橋歩汰主将(3年)が4回5安打2失点。0-2で迎えた4回裏1死二、三塁、6番・高橋歩が左翼に高校公式戦初アーチとなる3ランを放ち、逆転に成功。自らのバットで試合をひっくり返した。「取り返そうという気持ちで打席に入りました。うれしかったですし、逆転できたのでほっとしました」と決勝弾をかみしめた。
5回からは、2番手・高橋優心(1年)が5回3安打無失点の好投で1点のリードを守り切った。先発の高橋歩は「1年生なんですけど、とても頼りになるピッチャーです。刺激を受けています」と言った。
次戦は能代松陽(秋田1位)と対戦する。「1戦必勝で、全員で束になって戦っていきたい」と初勝利を弾みに挑んでいく。
接戦を制した八島知晴監督(47)も「後半守備でリズムを作ってくれて守ってくれて、ピッチャー2人がよく投げてくれた」と安堵(あんど)した。さらに「春から成長速度が上がっているので、この東北大会で栄養をたくさんいただいて夏につなげたいと思います」と次戦に向けて意気込んだ。