カージナルス対ドジャース 5回を投げ終えたドジャース先発のカーショー(左)はロバーツ監督と話す(撮影・滝沢徹郎)

<カージナルス3-7ドジャース>◇8日(日本時間9日)◇ブッシュスタジアム

ドジャースが8日(日本時間9日)、サイ・ヤング賞3回のレジェンド左腕、クレイトン・カーショー投手(37)の奮投もあり、敵地での同一カード3連敗を免れた。大ベテランは、5回6安打1失点と好投。今季5試合目で初勝利、通算213勝目を挙げ、ド軍に快勝を呼び込んだ。

初回。大谷翔平の5試合連続安打となる左中間二塁打で幕を開けたものの、無得点に終わった。2回に下位打線がつながり、3点をリード。つかんだ流れは、カーショーが手放さなかった。リズムのいい投球で4回まで無失点。4-1と3点リードで救援陣にマウンドを託した。昨オフ以来、左足親指手術、左膝痛からのリハビリに専念。じっくりと足場を固めてきた。「これまでも登板ごとに前へ進んでいた。完璧ではなかったが、良くなっていると思う」。ド軍ひと筋で積み重ねた18年連続勝利を、淡々と振り返った。

大エースが復帰勝利を挙げたとはいえ、故障者が続出する投手陣の「自転車操業」は変わっていない。「今日は全体的に攻撃も守備も良かった」。前向きな姿勢のロバーツ監督を先頭に、ド軍ナインは次の遠征地サンディエゴへ向かった。(セントルイス=四竈衛)

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 カーショー復帰初勝利でドジャース連敗ストップ 前向きロバーツ監督「攻撃も守備も良かった」