広島対西武 完封勝利の森(右)を迎える新井監督(撮影・加藤孝規)

<広島10-0西武>◇8日◇マツダスタジアム

広島森翔平投手(27)がプロ初完封で自己最多タイの4勝目を手にした。立ち上がりから走者を背負う投球が続いたが、好守に助けられながら無失点でしのいだ。大量援護を背に中盤以降も粘って、プロ入り最多129球を投げ抜いた。

開幕からローテを守りながら、直近5試合は白星なしと苦しんだ。粘投も援護に恵まれない試合もあった。「勝ち負けはどうしようもない。しっかり1人1人、1イニングずつが大事。ここからも積み上げていきたい」。アウト1を1つずつ重ねて最後までマウンドを守り、4月13日以来の白星をつかんだ。新井監督は「雨も降る中、素晴らしいピッチングだった。自信にしてもらいたい」とたたえた。

チームは23年日本ハム戦以来の交流戦同一カード3連勝となった。先発陣が好投した3連戦。打線も機動力を絡めて西武先発陣を崩した。この日は今季最多タイ16安打で2桁10得点。交流戦2位タイに浮上だ。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【広島】初完封の森翔平「ここからも積み上げたい」129球熱投で4勝目 新井監督も絶賛