中日対ロッテ ヒーローインタビューを終えポーズを決める(左から)松葉、田中(撮影・森本幸一)

<日本生命セ・パ交流戦 中日3-0ロッテ>◇8日◇バンテリンドーム

中日がロッテに3連勝した。0-0の7回、1死一塁で松葉貴大投手(34)がバントを試み、利き腕の左手甲に死球を受け交代した。何とか勝たせたい野手陣は1死満塁から田中幹也内野手(24)が右翼へ決勝の右犠飛。さらに9回も2点を追加した。松葉はチームトップの6勝目。チームは交流戦3勝3敗とした。

試合後の井上一樹監督(53)の一問一答は以下の通り。

   ◇   ◇   ◇

(テレビ)

-同一カード3連勝

「決して楽ではなかったですけどね。『ホームで出直すぞ』という気持ちはあれど、指揮棒を振る僕がちょっと不安を感じながらやっていたんですけど。僕が常に言っている全員野球。控えもスタメンも投手陣もということで、ホームゲームになって水を得た魚のようにピシピシと跳ねてくれたイメージがあります」

-3連敗のあとすぐに3連勝

「イメージの中では(勝率)5割というようなものを大事にしていきたい。なので3連敗のあとの3連勝で5分に戻したのはすごく大きいです」

-松葉

「今日は最後にアクシデントがありましたけどね。あれも含めてチームへの貢献度は今日も高かった」

-テーピングしていたが死球を受けた左手甲の状態は

「一応大事を取って圧迫をしているという形なんですけど。あの速い球が当たっているわけですから『大丈夫、大丈夫』ってわけにはいかないので。明日の様子を見てこちら側もまた次の登板に順調にいけるのか、それともちょっと(登板間隔を)空けなきゃいけないのかという判断をしたいと思います」

-7回田中が犠飛で均衡破った

「僕もあそこで一瞬迷ったんですけどね。いろんな形で迷いましたけども。昨日の今日で選球眼という意味合いではちょうどいい打者に回ってきた。そして作戦面でやるにしても一番信頼の置ける打者なんですけど、振って取るのか、そこで技を使ってとるのかというところで迷いました。でも最後は今ミッキー(田中)がツイている部分があるのでそこに賭けましたね。精いっぱいの犠牲フライだったと思います」

-8回ボスラーが3号ソロで追加点

「あれは大きいですね。ホームゲームでこの広いバンテリンドームで打てたというのはまた弾みになってくれると思います」

-さらにブライトが右翼線二塁打

「あそこは迷わず、ここぞというところの、おいしいところのっていう。追い込まれながらもああいう打撃ができるっていうのが彼の魅力ですから。また一人で騒いでいましたけど。ナイスバッティングでした」

(ペン)

-松葉は見た感じだと、すごく腫れてるとかそういうのじゃなさそう

「今は腫れずとも、ちょっと時間が経ってから腫れるってパターンもあるから。そこはね、ある意味うちのエースなんでね、ちょっとそこは大事に至らなければいいなと思ってます」

-4回からずっとピンチ背負いながらも

「ちょっとピンチも多かったんでね。ランナー出せど踏ん張れるっていうのが、松葉のいいとこなんでね。そこは信頼してました」

-カリステ選手は

「オルランド(カリステ)は今日も休ませました。『無理したらいける』ぐらいのこと言ったんだけど、いやもう、今日ももう、ある意味『もう来んでええ』って言ったんで、もちろん(10日からの楽天との)東北シリーズからはベンチに入れるつもりです」

-マルテがベンチから外れていた

「ちょっとね、不具合があるっていうのがあったんで、ちょっと。『じゃあ、もう今日無理させんな』っていう形で外しました」

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【中日】井上監督「水を得た魚のようにピシピシ跳ねてくれた」3連敗後に本拠3連勝!/一問一答