中日対ロッテ 試合終了、スタンドに向かってあいさつをする井上監督(撮影・森本幸一)

<日本生命セ・パ交流戦 中日3-2ロッテ>◇6日◇バンテリンドーム

中日がロッテに競り勝ち連敗を3で止めた。同点の6回2死一、二塁で代打ブライト健太外野手(26)が右前へ決勝の右前適時打を放った。

試合後の井上一樹監督(53)の一問一答は以下の通り。

-交流戦で初勝利

「今日の一戦はどうしても勝ちたいなと。本当に少ないチャンスでああいう形で点を取ってくれた、そして交流戦初勝利。素直に良かったなと思います」

-大野は6回2失点。

「ちょっときょうは調子は良くなかったですね。5回が終わった時点でどうしようかなと迷ったんですけど、前回のこともありますし、うーんと思ったんですけれど、(6回)2死を取って「いける」と思ったところからちょっと崩れましたよね。でもゲームは彼はつくれるので、そういったところだけ、もう一踏ん張りでしょうというところを求めてはいきたい」

-ブライトが代打で決勝打

「ここぞというところでの集中力は他の選手にないものを持っているので、スタメンで使いたい気持ちにさせながらも、やはりあとからそういった場面で使うというのが、一番、あいつのためには、というかチームのためですね、性に合っているのかなと個人的に悟っています」

-松山が締めた

「ちょっと間が空いていましたからね。こちらが心配するのは登板過多と、逆に間が空きすぎるとああいう中継ぎや抑えの投手は調子が狂う場合があるので、そういったところが大丈夫かなという部分がありましたけれど、きょうは松山らしいボールがいっていたと思います」

-これから交流戦は。

「やはりマウンドに上がる投手が、僕も選手名鑑をピラピラ開きながら『あれ? こういう選手いたっけ? 』とか『こういう野手がいたっけ? 』ということは…。そういった中で探り、そして探られと言う戦いは続くと思うけれど、それは交流戦のある意味、醍醐味として、あ、こういう作戦もあるんだな、こういう選手起用もあるんだなというようなものも勉強させてもらいたいと思います」

-1番岡林、3番上林に入れ替えた

「それは僕が勝手に。また新たな気分転換しようと思って変えました」

-初回は打順変更がはまった

「一番大きかったのは岡林が1番に今日戻してすごく(11球)粘ったでしょ。球数をいっぱい放らせたところが今日の2点につながったのかなというふうには思います」

-起用の意図

「元々岡林はずっと今季1番でいくつもりで僕はいたので。なので気分転換で3番打て、上林を1番にっていうこともイレギュラーとしてある。これからもあるでしょうけど。基本的には僕の中では岡林1番というのは変えるつもりは一応ないです」

-大野が2勝目

「もちろん勝ちがついたら彼も気分はいいでしょうし、今日は雄大はそれこそBK(ブライト健太)さまさまじゃないですか」

-重盗は場内がざわついている間に仕掛けた

「ざわついているからっていうことじゃなくてこちらとしては言える範囲とすれば、他にもいろんな作戦はありますけどそういった形でいきたいなと思っただけです」

-非公開で練習した形の一つ

「まあ…。他にもアイテムは一応持っているつもりですけど、逆に向こうの投手が冷静だったかなっていうところで負けたということです」

-3回終わって大野に声をかけていた

「そんなところも映ってるの? ようそんなところ見とるな。簡単に言うと捕手は若い石伊がかぶっている、そしてベテランの大野がっていうところで『呼吸が合わない、間が延びている、首を振る、それで投げたい球も投げられないというもしストレスがあるなら、お前から投げたい球を逆サイン出せ』という話をして。そこで投げる投げないという迷いがあったりするんであれば、もちろん迷いがないように投げろと。石伊に関しては大ベテランだからといって『大野さんが言うようにっていう形で全部うのみにすんな』と。お前はリードするのに根拠があるんだろと。根拠があるならそのサインをなんかいでも出せって。それで来いってくらいのものをお前は捕手としてやれっていう話をちょっとした。簡単に言うとリズムがあまり良くなかったのでね。そのへんは変えないとだめだよってことは言いました」

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【中日】井上監督が交流戦初勝利「今日はどうしても勝ちたい」「素直に良かった」/一問一答