【WEリーグ】INAC神戸に初の女性監督誕生 ママさん代表選手だった宮本ともみ氏が就任
サッカー女子のプロリーグ「WEリーグ」INAC神戸は2日、宮本ともみ監督(46)の就任を発表した。この2年間はスペイン人のジョルディ・フェロン監督が指揮していた。
現役時代はなでしこリーグの前身Lリーグのプリマハムなどで活躍した宮本監督は、02年に23歳で結婚し、04年アネテ五輪に出場。その後は出産で一時競技を離れたが、復帰後はママさん選手として代表でも活躍した。
女子日本代表として通算77試合に出場した元MFで、日本協会で年代別監督を歴任し、21年から昨年まではなでしこジャパンのコーチを務めていた。
01年に創設されたINAC神戸は、かつてMF澤穂希らが在籍。WEリーグ初代王者になるなど毎シーズン優勝争いをする強豪。優勝後は3年連続2位に終わっており、宮本監督の手腕に覇権奪回を託すことになる。
クラブを通じて「全てのタイトル獲得を求められる重責がありますが、そのプレッシャーを力に変え、いつも前向きに選手やスタッフと一緒に日々努力していきます」などと決意を語っている。