ドジャース大谷翔平(右)は3回まで投げ終えてベンチに戻った山本由伸を笑顔で励ます(ロイター)

<ドジャース3-7ヤンキース>◇1日(日本時間2日)◇ドジャースタジアム

ドジャース山本由伸投手(26)が、今季最短の3回2/3を4失点で4敗目(6勝)を喫した。

1回は1死一塁から、アーロン・ジャッジ外野手(33)を一邪飛に打ち取ったが、2死一、二塁からドミンゲスにスプリットを左前に運ばれ失点。2回は1死三塁のピンチを切り抜けたが、1-1の3回は先頭ジャッジを歩かせると、続くライスにスプリットを中越えの2ランとされた。

マウンド上で首をひねる山本は、被本塁打後も立ち直る事ができず。連打で2死一、三塁のピンチを招くと、ペラザへ投じたスプリットが暴投となり、4点目を喫した。4回2死一塁としたところで、2番手アンソニー・バンダ投手(31)へマウンドを譲った。

今季最短の3回2/3回を96球、7安打3四球4失点2奪三振。最速は97・2マイル(約156キロ)だった。奪った空振りは「8」で、そのうちスプリットで「3」。2回までは、空振りがわずか「2」にとどまった。

【山本由伸の一問一答】

-登板を振り返って

「立ち上がりからあまりコントロールして投げられず、そこからなんとか立て直そうとはしたんですけど。最後まであまりいい投球ができませんでした」

-スプリットが思ったように投げられなかった原因は

「スプリットだけじゃなく、ストレートもカーブだったり、他の球種も全体的にうまくコントロールできなかったですね」

-ブルペンでアジャストしないといけない

「そうですね。シーズンの中では、うまくいくこともあれば、うまくいかないこともありますし。特に調整を変える必要があるとは思ってないです」

-試合の中ではどんなアジャストを試みたか

「試合の中でうまくいかない時に試行錯誤する方法というか、そういうのがいくつか自分の中にあるので。いろんな方法を試しながら投げてたんですけど。何球か良いボールも、もちろんありましたけど、最後まで立ち直れず交代になってしまったので、本当に悔しい気持ちです」

-クリーブランドでのバント処理で臀部(でんぶ)のあたりを少し痛めたが影響は

「コンディションはすごく問題なく試合に入りましたし。そこは全く問題ないです」

-ヤンキース打線からの対策は感じたか

「もちろん、すごくいい打線ですし、対策はいろいろあったと感じました」

-ジャッジとの対戦で注意したことは

「そうですね。やっぱり1発のあるバッターなので、すごく慎重に投げましたし。もちろん、いろいろ気をつけました」

-去年2試合ヤンキースと対戦。アプローチの変化は何か感じたか

「そうですね、毎試合いろんな、なんて言うんだろう、全く同じはないと思いますね」

-不調の予兆は

「いや、すごく試合前のブルペンも良かったですし。小さなズレですね」

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 山本由伸「小さなズレですね」ブルペンで予兆なかったが、制球難で今季最短4失点で降板