武田一浩氏(2023年10月)

<ドジャース3-7ヤンキース>◇1日(日本時間2日)◇ドジャースタジアム

NHKBSで解説を務めた元中日の武田一浩氏(59)が、今季最短の3回2/3を4失点で降板した山本由伸投手(26)を分析した。

7勝目を狙った山本だったが、1回2死一、二塁からドミンゲスにスプリットを左前に運ばれ先制を許すと、3回無死一塁からライスにスプリットを中越えの2ランとされた。その後も立ち直る事ができず、今季最短の3回2/3を96球、7安打3四球4失点2奪三振で、4敗目を喫した。

奪った空振りは「8」で、そのうちスプリットで「3」。2回までは、空振りがわずか「2」にとどまった。

現役時代投手として活躍した武田氏は「年間30試合に投げると、どうにもならない日はある」と山本を気遣った。投球内容については「スプリットが全然落ちてない。悪い時に他の球種が使えて、引き出しが多いと抑えられるが…。どれも悪い。良い球種がなかった」と分析した。

山本の今季は12試合に登板して6勝4敗。試合前時点で防御率1・97で、リーグトップのメッツ千賀滉大投手(32)に次ぐ同2位としていたが、これで防御率2・39に後退した。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 4失点KOの山本由伸に「どれも悪い。良い球種がなかった」武田一浩氏が分析