湘南対岡山 前半、必死にゴールを守る湘南鈴木淳(左)(撮影・水谷安孝)

<明治安田J1:湘南1-1岡山>◇1日◇第19節◇レモンS

湘南ベルマーレがホームでファジアーノ岡山と1-1で引き分け、連敗を2で止めた。日本代表に初選出されたDF鈴木淳之介(21)は3バックの左でフル出場した。

後方からの持ち出しや縦パス、空中戦などで存在感を発揮した。後半途中から出場した相手の191センチFWルカオとのバトルでも引けを取らなかった。「前半なかなか苦しい展開でしたけど、後半はあと1歩の所までいけたので、次につながる試合だなと思います」と振り返った。

昨年の今頃は主軸ではなかった。中盤が主戦場だったが、後半戦に左センターバックにコンバートされると一気に代表まで駆け上がった。「まだ1年前だったら自分は試合に出ていなかったので想像できない感じですね」と戸惑いは隠せない。

代表選手の自覚を問われると「いかないと実感はないですね」とポツリ。ただ今季は前半戦にあたるリーグ戦19試合に先発し、うち18試合でフル出場を果たした。1試合平均タックル数もリーグ上位で、代表選手にふさわしい活躍ぶりを示してきた。「(代表は)漠然とした夢だったのでそれが現実になった。やらないといけないし、チームとは違った活動になるので、意識も変えて頑張りたい」とさらなる進化のきっかけにする。【佐藤成】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【湘南】代表初選出の鈴木淳之介「漠然とした夢が現実に」1年前からは「想像できない」