慶大対早大 3回のピンチはマウンドに集まる慶大ナイン。左端は慶大・堀井監督(撮影・柴田隆二)

<東京6大学野球:慶大5-6早大>◇最終週第2日◇1日◇神宮

慶大は手痛いミスが勝敗を分けた。5-5の8回2死一、二塁の守備で、遊撃手が三塁へ悪送球。ボールが転々としている間に山口力がホームへ生還を果たし、勝ち越し点を与えた。1点を追う9回は2死満塁までチャンスを作ったが1本が出ずに競り負け、2季連続5位に終わった。

一時は4点ビハインドを背負いながら、7回2死一、二塁から慶大の中塚遥翔(2年=智弁和歌山)が左中間越えの同点2点適時打で振り出しに戻した。伝統の一戦。2900人の観衆の前でぶざまな戦いを見せるわけにはいかない。そんな意地が追い上げムードを作ったが、逆転するまでには至らなかった。堀井哲也監督(63)は「勝ちきれなかったことに尽きる」と悔やみ、主将の外丸東真投手(4年=前橋育英)は「勝負どころの接戦を落とし、自分たちの弱さが出てしまった」と振り返った。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 「弱さ出た」慶大、手痛いミスで早大に連敗 2季連続5位「勝ちきれなかったことに尽きる」監督