日本ハム対ロッテ 試合を見つめる吉井監督(撮影・黒川智章)

<日本ハム1-0ロッテ>◇1日◇エスコンフィールド

ロッテは2日連続のサヨナラ負けで今季12度目の0封負け。4連敗で借金は14となった。

最下位から抜け出せない。開幕から2カ月で5位楽天との差は5・5ゲーム、首位日本ハムとは11・5ゲームと苦しい状況。吉井理人監督(60)は「選手、スタッフ、コーチ、みんなほんと頑張ってくれてるんですけど、勝ち切ることができずに、その状況を監督がちゃんとつくれてなかったのかなっていう風に思っているので、申し訳ないなという気持ちでいっぱいです」と責任を背負った。

それでも若手中心のチームは安打がつながることも増えてきた。この日も日本ハムを4本上回る7安打。「若い選手たちができること増えてきているので、それを出せる回数が増えていけば、もっともっと良くなると思います。去年に比べてポイントゲッターだったソト、ポランコ、岡。この辺の選手がこれから調子上げてくれたら、チームはもっと上向いてくると思う。なかなか今ちょっと若い選手が優勢になっているので、ベテランの選手たちが試合で出る機会が少なく、調子上げるのは難しいかもしれないですけど、そこはベテランの経験値でなんとか。あとはこっちがサポートしてなんとかしていきたい」と状態を上げていく。

休みを挟んで、3日からは交流戦が始まる。指揮官は「自分たちができることって、本当にできることしかできない。できないことをやらせてもうまくはいかないから、それは彼らには、この2年間ずっと言ってきたんで分かってくれてると思う。できることをしっかり、攻める気持ちを持って交流戦からもやっていくだけ」と前を向いた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【ロッテ】借金14で交流戦 吉井監督ベテラン復調期待「調子上げて~」若手台頭で機会少ないけど