日本ハム対ロッテ 9回裏日本ハム2死二塁、右越えのサヨナラ打を放つ郡司(撮影・黒川智章)

<日本ハム4-3ロッテ>◇31日◇エスコンフィールド

またまた、「さよなら郡司」が試合を決めた。2点差を追いつき、さらに2死二塁の9回。日本ハム郡司裕也捕手(27)が右翼へサヨナラ打を放った。チーム今季3度のサヨナラ勝ちはすべて郡司のバット。「僕しか知らないですからね、この感覚は。みんなにも味わってほしいですね」と笑った。

同点打の矢沢が4球目に二盗を決めて得点圏に進んだ。「僕はキャッチャーなので、どう攻めてくるのかなって」。配球を読み、フルカウントから外角のスライダーを右翼線に運んだ。「レフトスタンドとかのイメージはまったくなかった。丁寧にいきました」としてやったりだ。

一、二塁間で仲間にもみくちゃにされ「みんなが喜んでくれるのが一番うれしい」と思いつつ、実は少しだけ悔しさもある。打球はフェンスにまで達しており「ほんとは二塁打にしたかったんですけど…長打率を上げるために。さすがにそれやったら成績にがめつい男だと思われるのでやめましたけど」。記録は単打でも、ファンの心に刻まれる大きな一打だった。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【日本ハム】郡司裕也「僕しか知らない感覚。みんなにも味わってほしい」3度目「さよなら郡司」