28日に屋根が開いたエスコンフィールドでキャッチボールを行う日本ハム達

日本ハム達孝太投手(21)が中11日で先発する30日ロッテ戦(エスコンフィールド)でプロ初の完投勝利を狙う。ここまでチームの先発陣は両リーグ断トツの10完投をマークしている。金村の4完投を筆頭に伊藤と北山が2完投(それぞれ完投負けが1度)、古林睿煬と山崎が1完投。「みんな投げてるのを見てると自分も投げたくなる」と気持ちを高ぶらせた。

今季はイニング、球数を伸ばしながら結果も残している。4日西武戦(同)は6回85球で1失点。18日ロッテ戦(ZOZOマリン)は7回105球で無失点。「この前の試合(18日ロッテ戦)も加藤コーチから6回ぐらいに『まだ全然行くぞ』って言われて、7回が終わったら『ごめん、終わりや』って言われたんで(笑い)。でも、気持ち的には(最後まで)行けた」と余力を感じながらの降板だった。試合後に新庄監督が「ローテーションで回してもいい」と話すほど信頼度も増しているだけに、完投するチャンスは十分ある。

再びロッテ打線と対戦するのは「(対策されて)何を考えられているかわかんないので、ちょっと嫌」と話しつつも「向こうもいいイメージは持ってないと思う」とニヤリ。未知の領域を切り開いてチーム6人目の完投を成し遂げ、2勝目をつかむ。【木下大輔】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【日本ハム】達孝太30日ロッテ戦でプロ初完投勝利狙う「みんなを見てると自分も投げたくなる」