ヤクルト対中日 通算100セーブを達成し記念ボードを持つヤクルト石山(撮影・宮地輝)

<ヤクルト2-1中日>◇27日◇神宮

ヤクルト石山泰稚投手がプロ野球史上9人目、球団初となる通算100セーブ&100ホールドを達成した。

1点リードの9回に登板。2死一塁、最後は上林を136キロのスライダーで空振り三振で締めた。今季10セーブ目で史上38人目の通算100セーブに到達し、これまでの通算125ホールドと合わせたダブル大台にたどり着いた。記念のボードを手にし「本当にほっとした気持ちしかない。勝ってよかった」。達成感より、試合に勝てた安堵(あんど)が上回った。

1点差を守って、連敗を5で止めた。お立ち台では「(8回に宮本)丈がいいところで打っていたので負けられない。負けたら怒られると思って頑張りました」とおちゃめに言った。過去2年は防御率4点台に沈んだが、今季はシュート回転でホップする直球が復活して、17試合登板の防御率1・10。苦しいチームのブルペンの中心に、まだまだ頼もしいベテランがいる。

▼通算100セーブ=石山泰稚(ヤクルト) 27日の中日9回戦(神宮)で今季10セーブ目を挙げて達成。プロ野球38人目。初セーブは13年8月21日の巨人15回戦(神宮)。36歳8カ月で達成は93年大野(広島)37歳7カ月、93年郭源治(中日)36歳10カ月に次いで3番目の年長記録。また、石山は125ホールドを記録しており、「100セーブ+100ホールド」は9人目(ヤクルトでは初)で、こちらは22年増田(西武)の34歳3カ月を上回る最年長達成。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【ヤクルト】石山泰稚「ほっとした気持ちしかない」史上9人目100セーブ&100ホールド達成