広島荒木荒木隼人(中央右)=25年2月

<明治安田J1:東京0-3広島>◇25日◇第18節◇国立

サンフレッチェ広島が敵地でFC東京に3-0で完勝し、5連勝で3位に浮上した。

DF荒木隼人(28)が決勝点を奪い、チームに勝利をもたらした。0-0の後半4分、MF新井直人の左サイドからのクロスに頭で合わせた。

「本当にいいボールが来たので、あとはヤバいジャンプでヤバいゴールを決めるだけでした」

尊敬しているというRIZIN梅野源治の名言に絡めて喜んだ。

自らのJ1通算200試合出場を祝うヘディング弾となった。「きめたいなと思っていましたけど、実際チームが勝てばいいか思っていて、実際に決められたのは国立と相性良いなと思っています」と笑顔。「本当に7年間で順調にここまでキャリアを進められた。まだまだ途中。もっともっとたくさんの試合を広島で重ねられたら」と先を見据える。

4月は4連敗を喫したが、5月は5連勝。見事に立て直した。この日は無失点かつ複数得点で内容的にも圧倒した。「チームとして自信を持って戦えている。攻守にコンパクトにすることをチームで意識して実行できているからかな」と好調の要因を分析。勝利を積み重ねることで自信を深めた。精神的な安定がピッチ上でのアグレッシブさにつながった。

1試合未消化ながら首位鹿島アントラーズまで勝ち点差5に迫った。「紙一重の戦いを常に勝利に持って行けるために日頃から良いトレーニングをすべきかなと思います」と気を引き締めた。【佐藤成】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【広島】荒木隼人がJ1通算200試合出場でV弾「ヤバいジャンプでヤバいゴールを決めるだけ」