【西武】待望の2号本塁打にセデーニョが「チームが勝った方がうれしい」とコメントした証拠
<西武8-0ロッテ>◇25日◇ZOZOマリン
西武レアンドロ・セデーニョ内野手(26)が、久々の感触の喜びをかみしめるように、本塁打でダイヤモンドを1周した。
新助っ人は打撃不振に苦しみ、2軍再調整を経て、5月18日に再昇格した。それでも12打席、大きな外野フライはあっても「H」ランプと縁遠かった。
「打ちたい打ちたい気持ちが出ちゃって、タイミングが合わないことが多かったので」
9回2死、代打で登場。冷静に待って、ロッテ沢田の150キロ直球を右翼へ高々と舞い上げ、待望の2号ソロになった。
「うれしかったですし、チームが勝って、そっちの方がうれしいです」
言葉に偽りはない。2-0の7回、源田が走者一掃の3点適時二塁打を打った時のことだ。
セデーニョはベンチ前列で鼓動を高めていた。打球が外野の頭を越える。
まず右手を挙げ、ネビンとパチンとハイタッチ。その後、ラミレス通訳ともハイタッチ。
ベンチから乗り出すように立ち上がり、ひざを軽く曲げながら、右腕を下から上へとグイングイン、三塁ベースコーチのように豪快に12周。3人の走者が生還すると、あとは温かな拍手で仲間を迎えるばかりだった。【金子真仁】