ソフトバンク対オリックス ヒーローの杉本はガッツポーズ(撮影・梅根麻紀)

<ソフトバンク5-13オリックス>◇25日◇平和リース

オリックスが鹿児島で今季最多13得点と爆発した。16年以来の平和リースでのソフトバンク戦。杉本裕太郎外野手(34)が自己最多6打点をたたき出し、打線を盛り上げた。

2-5の3回、1点を返し、なお1死満塁。ソフトバンク上沢に追い込まれてからの5球目、外角高めの直球を右翼線へ同点の2点適時二塁打。さらに5回には2番手大山から左翼へ5号3ラン。4月13日楽天戦以来の1発で10-5と突き放した。9回にも1死一、二塁から左前適時打。プロ10年目で初の1試合6打点をマークした。

ヒーローインタビューでは「初めて鹿児島に来たんですけど、今日で大好きになりました」とにっこり。だが、実は人気ゲームで“予習済み”だった。「桃鉄(桃太郎電鉄)でしか来たことなかったんですけど、桃鉄でも西郷隆盛が出てきたり縁起のいいキャラクターが出てくるところなので、好きな場所です」。快音も響かせ、ラオウは鹿児島を大満喫した。

打線一丸で天敵、上沢を攻略した。今季2戦2敗、通算でも22勝(8敗)を献上していた中、9得点でKO。岸田監督は「難しい相手ですけど、粘って粘って大量点が取れたので良かった。どっちに転ぶかわからない試合を取れたのは大きい」とたたえた。首位日本ハムとゲーム差1の3位。混戦パで再び打線が猛威を振るう。【村松万里子】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【オリックス】杉本裕太郎「桃鉄でしか来たことなかった」初の鹿児島で自己最多6打点の大暴れ