中日対阪神 メンバー表交換で審判団と握手を交わす井上監督(中央)と藤川監督(撮影・森本幸一)

<中日1-5阪神>◇25日◇バンテリンドーム

中日井上一樹監督(53)が試合前のメンバー表交換時のやりとりを試合後に明かした。

「昨日、確認。ストライク、ボールを、『おい、今のボールだろ! ストライクだろ!』っていうようなことをすることに関しては、藤川監督が言うように、もうこれはもう退場ものだと。ただ、昨日の場合はこちらから見ていて、ジャッジ的な感じでストライクっていうふうに見えたから、『今のはストライクっていうジャッジだったんじゃないの』という抗議をしたよっていう。向こうの藤川監督にしてみたら、それが見えてなかった。でも俺はそれが見えていたっていうところでのすれ違いがあった。そのズレがあったっていう話」と説明した。

前日試合後に藤川監督が苦言を呈している内容も把握しており「もちろんオレも藤川監督に対して『何言っとんねん!』ってこともないし、藤川監督も俺のことに対して、『いや、そんなのないでしょう』ということもないし。そこで審判の説明があったから長くなったって話だけです」とわだかまりはない。本塁付近に両監督が集まると2分を越える、審判団から説明を受けたあとは、お互いの顔をしっかり見ながらの握手だった。

前日24日阪神戦の9回、先頭代打渡辺の四球判定の時、小林球審の右手があがったため、井上監督が「今、手を上げたでしょう」とベンチを出て確認に行った。9回2死二塁で中野のきわどいコースでの見逃し三振の判定にその“抗議”が影響したのではないかと阪神藤川監督が苦言を呈していた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【中日】井上監督「すれ違いあった」メンバー交換時やりとり「何言っとんねん、ってこともない」