中日対阪神 9回表阪神無死一塁、木浪の投前犠打で一塁へ悪送球するマルテ(撮影・藤尾明華)

<中日1-5阪神>◇25日◇バンテリンドーム

中日がジュニオル・マルテ投手(30)の守乱で阪神に競り負け借金は今季最多タイの5となった。

9回に3番手で登板したマルテ先頭熊谷に左安で出塁させると続く木浪の投手前のバントを一塁へ悪送球(記録は犠打失策)し、無死二、三塁とピンチを広げ、坂本に勝ち越しの2点適時二塁打を許した。さらに代打島田の投手前のバントを再び一塁へ悪送球し二塁から坂本の生還も許した(記録は犠打失策)。緊迫した投手戦はマルテの2失策であっという間に差を広げられた。

先発松葉貴大投手(34)が7回102球、7安打を浴びながらも1失点と踏ん張った。5回1死二、三塁から坂本のスクイズで1点を失うが、7回1死二、三塁のピンチでは代打渡辺を三振。近本を歩かせ2死満塁も中野を二ゴロに仕留め、追加点を与えなかった。「調子自体もよく、自分らしいテンポで投げられた。失点はしたが、大事なところで粘れてよかった」と話したが、援護がなかった。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【中日】9回登板のマルテがバント処理で2度も悪送球 阪神に競り負け借金今季最多タイの5に