巨人対ヤクルト 試合前練習に臨む巨人大勢(撮影・江口和貴)

最多勝争いに異変が起きている。巨人大勢投手(25)が中継ぎながらすでに今季5勝を挙げ、勝利数ランキングでリーグ2位タイ(24日終了時点)に割って入っている。

主に8回を務める今季。前日24日のヤクルト戦(東京ドーム)では同点の8回を3者凡退に抑え、その裏に泉口の2点適時二塁打で5勝目が転がり込んできた。試合後には「最多勝を狙います」と関西人らしくボケながらも、自身の白星の多さを強調した。

今季は19試合に登板して防御率1・37、13ホールド、WHIP0・76と圧倒的な数字を残す。中でも目を引くのが5勝0敗で勝率10割という数字。セ・リーグでは6勝を挙げる阪神村上に次ぐ5勝で、巨人山崎伊、DeNA東、中日松葉と各チームの先発の勝ち頭と並んでランクインしている。中継ぎで上位陣にランクインしているのは10位で3勝の阪神及川のみで、及川も1敗を喫していることからも異質さがうかがえる。

チームが47試合時点で5勝とシーズンで15勝0敗ペースをキープする。昨季、最多勝を受賞した巨人菅野(現オリオールズ)と同じ勝ち数も見えてきており、SNSでも話題に。X(旧ツイッター)では「大勢ガチの子不思議な子」「マー君の24勝0敗超えそう」「最多勝見えてきた」などの投稿が見られた。

◆24日終了時点のセ・リーグ勝利数ランキング

1位 阪神村上=6勝

2位 巨人山崎=5勝

2位 巨人大勢=5勝

2位 DeNA東=5勝

2位 中日松葉=5勝

6位 DeNAケイ=4勝

6位DeNAジャクソン=4勝

6位 広島床田=4勝

6位 阪神才木=4勝

10位 巨人グリフィン=3勝

10位 阪神及川=3勝

10位 阪神伊原=3勝

10位 広島森下=3勝

10位 巨人井上=3勝

10位 広島森=3勝

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 セ最多勝争いに異変…巨人大勢が5勝0敗で強力先発陣押しのけ2位「最多勝狙える」15勝ペース