【データ】楽天浅村栄斗2000安打 2000試合出場までに1500三振とのダブルは史上初
<楽天2-1日本ハム>◇24日◇楽天モバイルパーク
楽天浅村栄斗内野手(34)が平成生まれ初、史上56人目の通算2000安打を達成。楽天在籍時では15年松井稼頭央以来2人目の大台到達で大阪桐蔭出身者では初の名球会入りの資格を得た。
▼浅村が24日の日本ハム10回戦(楽天モバイルパーク)の1回、山崎から右安打を放ってプロ野球56人目の通算2000安打を達成した。初安打は西武時代の10年3月31日のソフトバンク2回戦(西武ドーム)で岩崎から。浅村は90年11月12日生まれ。外国出身のラミレスを除き、過去の2000安打達成者は大正生まれ1人(川上)と昭和生まれ53人で、平成生まれでは初の達成者となった。この安打は先制打となり、2000安打目がV打は80年松原、83年山崎に次いで3人目。
▼34歳6カ月で達成は史上7位の年少記録で、右打者では20年坂本、77年土井に次いで3位。最後は苦しみ4~5月にかけて35打席連続無安打。4月27日に1990安打目を打ってから、残り10本は77打席も要した。最後の10本で77打席かかったのは80年柴田の81打席に次ぐ足踏みだった。
▼西武で1178安打、楽天で823安打しているが、移籍前後でヒットを打ったカウントに変化が見られる。西武時代は初球から積極的に振るスタイルで、カウント別では0ストライク時の安打が最も多く37%。移籍後は慎重な姿勢となり0ストライクからの安打は減少。2ストライク時の安打が最も多い39%となった。スタイルが変わると追い込まれる打席も増え、三振のペースもアップ。15年8月から試合に出続けていた浅村は安打数も三振数も積み重ねていき、2000安打達成時の三振数は史上6位。2000試合出場までに2000安打、1500三振の両方に到達したのは浅村が初めてだった。