久保建英の恩師Rソシエダード・アルグアシル監督「大きな足跡を残し高評価されてきた」
<スペインリーグ:Rマドリード2-0Rソシエダード>◇24日◇最終節◇サンティアゴ・ベルナベウ
【マドリード(スペイン)=高橋智行通信員】日本代表MF久保建英(23)の所属するレアル・ソシエダードは敵地で行われた今季最終節のレアル・マドリード戦に0-2で敗れ、11位でフィニッシュした。
今季限りで退任が決まっているアルグアシル監督はラストマッチを終えて「とても落ち着いているし、楽しんでいる」と率直な感想を明かした。同じく今季限りで退任するレアル・マドリードのアンチェロッティ監督らから「特にクラブを去るタイミングは自分で選ばなければならない」と助言を受けたといい「私はクラブのあらゆる面でかなり自分を成長させてきたと思うし、タイミングもかなりうまく選んだと思う」と後悔はなかった。
目標とした来季の欧州カップ戦への出場権獲得はならなかったが「私は心穏やかに、そしてとても幸せな気持ちで去ることができる」。
アルグアシル監督は、Rソシエダードの下部組織の監督を歴任し、18年に2カ月ほどトップチームの暫定監督を務めた。そして18年12月のアシエル・ガリタノ解任後に再びトップチームの監督に就任し、現在に至るまで6年以上に渡ってクラブを率いた。「私がホームで受けた愛情がすべてを物語っているし、チームを引き継いだ時からそう感じている」とクラブへの感謝を述べた。
5度の欧州カップ戦出場権獲得など、在任期間中にクラブを大きく成長させた。クラブや相手から愛を感じてきたといい「それは誰にとっても大きな喜びだ。私は自分のキャリアで大きな足跡を残し、高評価されてきたと思っている」と胸を張った。
チームは今季38試合13勝7分け18敗の勝ち点46で11位でフィニッシュした。Bチームを率いていたセルヒオ・フランシスコを来季の新指揮官に迎えるRソシエダードはこの後、今夏のプレシーズンで日本ツアーを実施し、7月21日にV・ファーレン長崎、同月25日に横浜FCと対戦する予定になっている。