中島裕之氏=23年11月

元ヤクルトの宮本慎也氏(54=日刊スポーツ評論家)が、公式YouTube「解体慎書」を更新。3月に現役引退を発表した元西武の中島裕之氏(42)が、メジャーからのNPB復帰の舞台裏を語った。

中島氏は12年オフに海外FA権を行使。アスレチックスと2年契約を結んだ。14年オフにNPB復帰が決まり、複数球団での争奪戦の末にオリックスへ入団した。中島氏は「報道は阪神と西武が出た。西武は(中島から西武に対して)『断りの連絡が入った』ことを記事にされてた」とメディアの報道を振り返った。

だが、ここから真相を告白。「これ言って良いか分からないんですけど、早い段階で西武からは『話は無かったことにしてくれるか?』って言われた。でも『昔からの関係やから、どこか決まったら教えてな』って言われてたんです。それを真に受けて、『チーム(オリックスに)決まりました』って(西武側に)連絡したら、『(中島が西武に)断りの連絡を入れた』って記事にされたんです」と苦笑いで明かした。

中島氏はオリックスで4年間プレー。だが、18年オフに減額制限を超える減俸を提示され、新たに巨人と契約した。「(当時監督の)原さんも声かけてもらったし、そこで(坂本)勇人と阿部(慎之助)さんとか、長野(久義)も内海(哲也)もおるなと思って」と巨人入りの理由を語った。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 中島裕之氏 メジャー帰国後に起きた争奪戦の真相激白「西武から早い段階でなかったことにって」