【WEリーグ】海外挑戦の新潟レディース石田千尋「背中押された」サポーター感謝祭の声援を力に

海外挑戦のため新潟Lを退団する、左から石田、現役引退の武田、富岡（撮影・小林忠）

WEリーグのアルビレックス新潟レディースが24日、新発田市・五十公野公園陸上競技場でサポーター感謝祭を開催した。選手、スタッフが射的対決などのふれあいブースや、仮装コンテストといったステージイベントで約530人のファンと交流した。

海外挑戦のためチームを退団するMF石田千尋（23）は、「楽しかったです。海外でも頑張ってねと声をかけてもらえた。めっちゃ背中を押されたな、と思います」と笑顔を見せた。

世界最高峰のピッチで活躍したい。JFAアカデミー福島在籍時に毎年あった海外遠征で欧州女子チャンピオンズリーグを観戦し、憧れを持った。「プロで5年。そろそろ踏み出すタイミングだと感じた」と決断した。欧州クラブとの交渉は最終段階に入っている。新潟で過ごした2年間。「サッカーもオフも満喫できた。このチームに来ることができてよかった」。チームメート、サポーターからもらった声援を胸に、海を渡る。【小林忠】

◆石田千尋（いしだ・ちひろ）2001年（平13）12月20日生まれ、東京都出身。境川イレブン、JFAアカデミー福島を経て20年に当時なでしこ1部のノジマステラ神奈川相模原に入団し、デビュー。23－24年シーズンから新潟Lでプレー。U－16、17女子日本代表。女子日本代表。WEリーグ通算83試合出場4得点。165センチ、55キロ。利き足は右。