【ソフトバンク】近藤健介は週明け1軍合流へ 小久保監督が明かす 25日2軍戦で最終確認
4位からの逆襲へ、役者が帰ってくる。ソフトバンク小久保裕紀監督(53)が24日、近藤健介外野手(31)を最短27日の日本ハム戦(みずほペイペイドーム)から1軍復帰させるプランを明かした。熊本でのオリックス戦は雨天中止。「近藤の1軍復帰は週明けか?」との質問に「そこで、と話はしています。無理はさせないけど本人がいけると言えば」と明言した。
近藤は開幕直後の4月2日に腰を手術。5月14日の3軍戦で実戦復帰したが、右太もも裏に違和感を訴えて途中交代した。再びリハビリで立て直し、前日23日の2軍阪神戦(SGL)に2番右翼で出場。仕切り直しの“復帰戦”で特大アーチを含む3打数2安打1打点をマークした。指揮官は「バッティングは心配していない。腰よりも足の方が心配でしたけどね」と、右翼守備でも軽快な動きを見せたことを喜んだ。
昨季はリーグ首位打者と初のMVPに輝いた打線の中心的存在だ。1軍復帰で貯金1で4位のチームが加速することは間違いない。近藤は25日の2軍阪神戦(姫路)まで出場して最終確認を行う。チームは開幕から故障者が続出したが、周東は1軍復帰して今宮も2軍での実戦復帰が間近。柳田は離脱中だが、昨年リーグ制覇した戦力が整いつつある。
年1度の熊本開催を雨で流し、小久保監督は「残念です。地方にはつきものですけどね」と残念がった。25日のオリックス戦は鹿児島に舞台を移し、恒例の「ファイト! 九州デー」として開催。当地2年ぶりの白星を飾り、近藤の戦列復帰を待つ。【只松憲】