【楽天】浅村栄斗2000安打で家族に感謝「妻と子どもの支えがあった…」続いて2001安打も
<楽天-日本ハム>◇24日◇楽天モバイルパーク
楽天浅村栄斗内野手(34)が、平成生まれ初、史上56人目の通算2000安打を達成した。チームでは15年松井稼頭央以来2人目の大台到達。大阪桐蔭出身者では初の名球会入りの資格を得た。
マジック「1」で迎えたこの日は「3番一塁」でスタメン出場。1回1死二塁、カウント2-2から右前に運ぶ技ありの先制適時打。2試合連続安打をマークし、大台に乗せた。本拠地の大歓声を受けた浅村は、一塁上で阿部から花束を受けた。
「2000安打を達成できたこと、とてもうれしく思います。この世界に入った時には、2000安打に到達することができるとは思ってもいませんでした。苦しい時期やうまくいかないこともたくさんありましたが、ここまでやってくることができたのは監督やコーチ、周りの人たちの支え、そしてなによりも妻と子どもの支えがあったからこそです。節目の1本を打つことができましたが、シーズンはまだまだ続きます。これからも1本1本ヒットを積み重ねて、優勝を目指して頑張っていきます」
2回の第2打席では2001本目となる左前打を放った。
浅村はチームにとって優しい兄貴的存在だ。藤井は「たくさん優しくしてくれるんで日頃からお世話になってます」。内は「よくご飯とかも連れて行ってくれますし、いろんなお祝いをくれたり、本当に面倒見がいいというか」と主砲の素顔を明かした。本拠地での大記録達成に、大きな歓声が注がれた。
◆浅村栄斗(あさむら・ひでと)1990年(平2)11月12日生まれ、大阪府出身。大阪桐蔭3年の08年夏、甲子園で6試合16安打を放って優勝。同年ドラフト3位で西武入団。3年目の11年に1軍に定着し、初の規定打席到達。18年オフにFAで楽天移籍。本塁打王、打点王が各2度。ベストナイン8度、ゴールデングラブ賞2度。オールスター出場8度。16年から昨季まで9年連続全試合出場。19年プレミア12、21年東京五輪で日本代表。182センチ、90キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸5億円。夫人はタレント、フリーアナウンサーの淡輪(たんのわ)ゆき。
◆日本プロ野球名球会 通算2000安打を達成した浅村は、名球会入りの資格を得た。名球会は78年に設立され、野球振興、社会貢献を目的にする団体。入会資格は日米通算で投手なら200勝または250セーブ、打者なら2000安打以上。入会資格に相当する記録保持者が、特例で入会する制度もある。理事長は古田敦也氏。