【阪神】巨人戦開幕から4カード目で初の負け越し…今季5度目の延長戦でネルソンが決勝打浴びる
<阪神2-3巨人>◇22日◇甲子園
阪神が今季5度目の延長戦で敗れ、今季の巨人戦で開幕から4カード目で初の負け越しとなった。
2-2で迎えた延長11回、この回から登板したニック・ネルソン投手(29)が先頭の笹原に内野安打で出塁を許すと、暴投もからみ2死二塁から、門脇に右翼へ決勝の適時三塁打を浴びた。
一時は逆転に成功した。1点先制された直後の2回、佐藤輝が敵失で出塁。無死一塁で、大山悠輔内野手(30)が巨人山崎の外角寄り135キロのカットボールを捉え、左翼へ逆転2ランを放った。今季の甲子園1号は4月23日DeNA戦(横浜)以来のアーチとなった。
しかし、2-1で迎えた7回、先発ジョン・デュプランティエ投手(30)に代わって登板した及川雅貴投手(24)が、先頭の代打ヘルナンデスにカットボールを捉えられ、左中間へ同点ソロ本塁打を被弾。一時は同点に追いつかれた。
2-2のまま迎えた8回、先頭の代打ヘルナンデスが初出場&初安打で出塁すると、近本の四球と犠打野選で無死満塁と絶好のチャンス。しかし森下が三ゴロ併殺、佐藤輝の申告敬遠の後に大山が空振り三振に倒れチャンスはついえた。
今季の巨人戦は12試合を終えて、8勝4敗と大きく勝ち越す形だが、今カードは初の負け越し。試合前には桐敷拓馬投手(25)が左上肢の筋疲労で出場選手登録を抹消されるなど、大量10人の入れ替えを行ったが、チーム一丸での白星とはならなかった。