大谷翔平が変化球を交え21球、二刀流復帰へ前進 ロバーツ監督は次なるステップアップを示唆
ドジャース大谷翔平投手(30)が、二刀流復帰へ再び前進した。21日(日本時間22日)、投手調整でブルペン入りし、変化球を交えて21球を投じた。ブルペンでのスライダー解禁は23年9月に右肘を手術して以来初めて。ロバーツ監督は、この日の投球について「ボールに少し回転をかけて感触を確かめたようだ。今後どうなるか分からないが、順調にいくことを願っている」と期待を寄せた。
前日のキャッチボールに続き、ブルペンでもスライダーを試投した。早ければ24日(同25日)にもライブBP(打者を相手に実戦を想定した投球練習)を行う可能性がある。同監督は「土曜日に(メッツ戦が行われる)シティフィールドで彼が何をするか見ていく。そこで少し進歩が見られるかもしれない」と、明言は避けたが、次なるステップアップを示唆した。
「1番DH」で出場したダイヤモンドバックス戦は、4打数無安打。4試合ぶりのノーヒットに終わったが、チームは4番T・ヘルナンデスの逆転3ランで快勝。カード3連戦を勝ち越した。休養日を1日挟み、23日(同24日)から敵地ニューヨークでメッツ3連戦がスタートする。ロバーツ監督は「メッツは今シーズンの開幕からずっといいプレーを続けているチーム。ファンも盛り上がって、いい雰囲気になるだろう」と、気を引き締めた。(ロサンゼルス=斎藤庸裕)