阪神対巨人 4回裏阪神1死一、三塁、佐藤輝(右)は前川の投ゴロで生還を狙うも憤死する(撮影・上田博志)

<阪神4-5巨人>◇21日◇甲子園

阪神佐藤輝明内野手(26)が御礼の豪快な2安打を放った。球宴ファン投票の第1回中間発表が行われたこの日。セ・リーグ三塁手部門で2位を4万票近く離し、5万4460票で1位だった。大きな期待を受け、試合前から気を引き締め直して臨んだ。

「打てば打つだけ期待も上がるんでね。また、それに応えられるように頑張りたいと思います」

まずは4回1死一塁。先発井上の初球、低め142キロ直球を振り抜いた。中堅へ伸びた打球はフェンス上部に直撃。悠々の二塁打で好機を広げ、直後に大山の適時打を呼び込んだ。「センターに打てたやつは良かったんじゃないですかね」と手応えも十分だ。6回2死には一塁線沿いへ強烈な一打。あっという間に右翼フェンス手前まで転がる鋭い打球で、2打席連続の二塁打を決めた。

球宴はシーズン中にただ1度、他球団のトップ選手らとプレーできる貴重な機会。初選出となった1年目の21年から左翼本塁打を放ち、鮮烈な球宴デビューを飾っていた。この日で5試合連続安打となり、11本塁打、33打点はともに両リーグトップ。2年ぶりの球宴選出に向け、改めて好調ぶりを印象付けた。【波部俊之介】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【阪神】佐藤輝明が御礼の豪快2安打!「打てば打つだけ期待も上がる」球宴中間発表で三塁手1位