川崎F対浦和 後半、同点ゴールを決めた浦和大久保(撮影・宮地輝)

<明治安田J1:川崎F2-2浦和>◇21日◇第13節◇U等々力

最下位の横浜F・マリノスがヴィッセル神戸に1-2と敗れ、ついにクラブワースト記録となる7連敗を喫した。川崎フロンターレと浦和レッズは2-2で引き分けた。

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浦和MF大久保智明(26)が劇的同点弾をたたき込み、敵地で川崎Fと引き分けた。終盤に2失点目を喫した1点ビハインドの後半追加タイム4分、右からのクロスをFW長倉が頭で落とし、大久保が左足ボレーでゴールネットを揺らした。「いい落としが来て、迷わず振り抜いた形です。気持ちで押し込めて良かった」と振り返った。

昨季は主軸だったが今季は出場時間が144分にとどまる。昨年11月に右膝半月板損傷を負い、全治3カ月。開幕から出遅れた。今季は前節で初先発。中3日で迎えた今回は途中出場だったが、しっかり結果で応えた。「ケガで出遅れていた分、チームの戦力として戻って来られて良かった」と安堵(あんど)した。

自らのJ1通算100試合出場を祝う同点弾となった。来月から始まるクラブW杯に向けても弾みの付く活躍にも「もっともっとやらないといけない」と気を引き締めた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【浦和】劇的同点弾のMF大久保智明「迷わず振り抜いた」J1通算100試合出場を祝う