日本ハム対ソフトバンク 4回裏日本ハム1死二塁、中前適時打を放ちガッツポーズの清宮幸(撮影・黒川智章)

<日本ハム-ソフトバンク>◇21日◇エスコンフィールド

日本ハム清宮幸太郎内野手(25)は浮かれることなく言った。「もっと打たないとなって感じです。あとは、ちゃんと守って。文句なしで、ちゃんと行けるように、守備もバッティングも、もっとレベルを上げたいっす」。球宴のファン投票中間発表が、この日から開始。パ・リーグ三塁手部門で1位スタートとなったが、気を引き締め直した。

球宴初出場となった22年はプラスワン投票での選出で、大きなインパクトを残した。途中出場だった第1戦(ペイペイドーム)でサヨナラ本塁打を放ってMVPを獲得。「9回2死」からの劇的な一発は延長があった時代を含めて初めてという快挙を成し遂げた。

自身3年ぶり、ファン投票では初めての球宴出場を狙うには、もっと攻守でアピールが必要と自負する。そんな思いが乗り移ったかのように1点を追う4回1死二塁で中前へ同点適時打。「ピン(石井)さんがいい形をつくってくれたので、なんとかかえそうと思っていました。しっかり仕事ができてよかったです」。

昨年はチームから9選手が出場して球宴ジャックも、清宮幸は故障での出遅れが響いて不出場だった。今年こそは「楽しい舞台ですし、行けるなら行きたい」。アピールにつながる一打にもなった。【木下大輔】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【日本ハム】球宴三塁部門1位の清宮幸太郎が適時打 初ファン投票出場へアピール