河野万里奈

野球好き歌手の河野万里奈が自身の誕生日である21日、新曲「パーフェクト・ブルー」を配信リリースした。昨冬からの「セットアッパー」「キミが望むサヨナラ」に続く怒濤(どとう)の新曲3連発。野球に例えれば阪神のバース、掛布、岡田のバックスクリーン3連発か。河野は「短期間に新曲3曲を作ったので、それを野球脳的には『河野万里奈の猛攻』と題しております!」と意気込んだ。

今回の新曲は「一生モノのバラードを」という想いから生まれた一曲で、河野の音楽人生を語るうえで欠かせない原点と、その先に続く未来をつなぐ作品となった。

作詞・作曲を手がけたのは、シンガーソングライターの分島花音。

かつて、河野マリナとして活動していた時期に発表したファーストアルバム『First touch』収録曲「Imperfect blue」にて、分島が作詞を担当して以来の再タッグとなる。

そして12年の時を経て、今作「パーフェクト・ブルー」でふたりの再会が実現した。

“imperfect(未完成)”だった青が、“perfect(完全)”な青として昇華されるそのストーリーを背負った一曲だ。

編曲はトヨシが担当。河野万里奈の奥行きある歌声に寄り添いながら、静かで力強いサウンドに仕上げられている。

ストリングスのアレンジも施され、この曲では分島がチェロ演奏でも参加。美しく、優しく、そして切なさを湛えた世界観が、繊細に描き出された。

音楽が自分を外の世界とつなぎとめていたそんな時期の感情を丁寧にすくい上げながら、今を生きるリスナーへと投げかける“希望の歌”だ。

また、6月1日(日)には東京・渋谷 LOFT HEAVENにてバースデーライブの開催も決定している。

【河野万里奈コメント】

これで、“完成”だと言い切れるくらい、一生モノのバラードを作りたかった。作りました。生まれてきて、壁にぶつかり、救いを見つけて、歌を選び、一度は諦めた世界に手を伸ばし、繋がれて、生きていく。その過程をすべて詰め込みました。

【分島花音 コメント】

万里奈ちゃんの音楽、歌に対する強い想いは、私自身共感する部分も多く、その溢れる情熱には尊敬の念を抱いています。「パーフェクト・ブルー」は、そんな青い炎を燃やす彼女のダイナミックな気持ちが感じられる魂の歌です。ストレートに思いが乗るような作詞を心がけました。彼女の伸ばした手の先のすべての人に届きますように。

◆河野万里奈(かわの・まりな) 5月21日生まれ、福岡県春日市出身。筑紫丘高-関西学院大。物心がついた頃から、夏休みは兵庫・尼崎市の祖母宅に行き、家族で甲子園球場に通って野球好きに。応援している高校球児が各球団に散らばるため、全ての球団に推し選手がいる。10年に「第4回アニソングランプリ」で優勝。11年にテレビアニメ「A チャンネル」OPテーマ『Morning Arch』でデビュー。19年5月にシングル『真人間入門』で再メジャーデビュー。カップリング曲『アイキャントライ』が、阪神岩崎優投手の登場曲に使用された。一昨年23年5月2日の阪神対中日戦では甲子園球場で念願の始球式登板。見事なノーバンストライクを決めた。同年リリースした「ドラフト」は昨秋ドラフト会議を生中継した「スカイA」のテーマソングに採用された。特技はスライディング。148センチ、右投げ右打ち。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 野球好き歌手が新曲「パーフェクト・ブルー」リリース 河野万里奈の「猛攻」が止まらない