【阪神】才木浩人「もう初球で打たせるぐらいのイメージで」めっぽう強い甲子園での伝統の一戦へ
阪神才木浩人投手(26)が、首位固めウイークにはずみをつける。20日巨人戦(甲子園)に先発予定の右腕は甲子園で調整。聖地のマウンドは、8回5安打1失点と好投しながら敗れた4月8日ヤクルト戦以来、42日ぶりとなる。「久々のホームですし、甲子園なので、もう思い切ってどんどん。ゾーンで勝負できるかなと思うので、もう初球で打たせるぐらいのイメージで、ストライク勝負がいいかなと思います」。第1球から真っ向勝負を挑み、主導権を奪う意気込みだ。
甲子園での伝統の一戦はめっぽう強い。23年9月14日から昨年9月22日まで5試合に先発し、無傷の4勝0敗。通算防御率も1・58とライバルを抑え込んできた。今季は6日に東京ドームで初対戦し、5回4安打無失点で3勝目をマーク。良いイメージで臨める。
巨人は岡本が故障離脱したが、トレードでソフトバンクから大砲リチャードが加入。「普通にいつも通り自分のやることをやるだけ。ミーティングがあるので、その時にいろいろ情報はチェックする」と、データも参考にしっかり弱点を突き、打線を分断する。
昨季はチーム最多の13勝を挙げたが、今季はここまで7試合の先発で3勝3敗、防御率2・38。満足はしてない。「ファンの人がたくさん入るので、しっかりいいところを見せられるように頑張りたいなと思います」。3連戦のチケットは前売りで完売。ファンの大声援をバックに、首位がっちりの勝利を導く。【磯綾乃】