宮本慎也氏(2024年10月撮影)

元ヤクルトの宮本慎也氏(54=日刊スポーツ評論家)が、公式YouTube「解体慎書」で、昨シーズン限りで現役を引退した元西武、オリックス、巨人、中日の中島裕之氏(42)をゲストに招き、引退の裏側などを語った。

宮本氏から「印象に残ってるシーン」を聞かれ、中島氏は「最初の1軍の打席(日本ハム戦)ですかね。2軍の打席と1軍の打席の違いはあるじゃないですか。それが、プロ野球やなぁと思ったのは覚えています」と話した。

宮本氏から「24年間のプロ野球人生を振り返って、どうですか」と聞かれ、中島氏は「24年間はあっという間でした。いい時もあるし、思うようにできへんことも日本に帰ってきてからは多かったですね。でも、嫌やなってことはなかったです。うまいこといかへんのやったら、それをどうやったらうまいこといくように変わるかなと思いながらずっとやってたら、1年はすぐ終わり、今年はまたええようになるようにって。どこに行っても良かったなと思います」と話した。

引退試合やセレモニーなどはなく、現役引退を決断したが、そのことについては「後悔はないです」と即答。「(1月の)自主トレまでは今までと同じメンバーでやろうと思ってたんですよ。そこまでは一通り、オフの過ごし方をしようと。キャンプに行ったら、キャンプの話題になってるから、そんな時に自分のことを言う必要もないしなと思って」と話した。

宮本氏は「すごいなと思ったのは、この間、プリンスホテルのOBの方と食事をして、元西武の球団社長の小林さんと食事をしたんだけど、電話したみたいやね。辞めますって。入った球団ではあるけど、なかなか球団社長まで辞めますって電話はなかなかできないんですよ。小林さん、めちゃくちゃ喜んでたよ。あれはいい男なんだよーって」と笑顔で明かし「周りから見ると自由っぽく見えるかもしれませんけど、結構律義な好青年」と人間性を称賛した。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 宮本慎也氏YouTube 元西武の中島裕之氏の引退の舞台裏