早大対明大 始球式で歓声に応える谷沢健一さん(撮影・千葉一成)

<東京6大学野球:早大-明大>◇第6週第2日◇19日◇神宮

早大ОBで元中日の4番、谷沢健一氏(77)が「東京6大学野球連盟創設100年」を記念したレジェンド始球式に登場した。投げる際に声を張り上げ、ノーバウンドで投げ込んだ。「小宮山監督から『いいボールですね』と褒められたよ」とうれしそうに笑った。

母校のユニホームは、東京6大学50周年記念試合以来50年ぶりに袖を通した。早大、中日を通じて背負った「14」だった。3月に飛田穂州氏、石井藤吉郎氏ら歴代OBのお墓参りに行ったという。「先輩たちが天国から応援してくれたんじゃないですか」と懐かしんだ。

在学中は2度のリーグ優勝、6度のベストナインに輝いた。大学通算打率3割6分を記録、6季連続で打率3割以上を記録するなど輝かしい成績を残した。4年間を思い返し「1年春のリーグ戦後に安部寮に入り、電話当番、切符切りなどいろいろやりました。いい先輩に恵まれ、非常にいい4年間を過ごせたと思います」と話した。

明大との優勝争いを繰り広げている母校について「早稲田はいつでも挑戦者として相手に向かっていった。強い気持ちを持ってね。まだチャンスはある」とエールを送った。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 早大ОBで元中日4番、谷沢健一氏が東京6大学のレジェンド始球式に登場