<明治安田J1:岡山2-1新潟>◇18日◇第17節第2日◇JFE晴れの国スタジアム

J1アルビレックス新潟のMF長谷川元希(26)が18日、アウェーのファジアーノ岡山戦で今季6ゴール目を決めた。得点ランキング4位タイに浮上し、PKなしでの6得点は日本選手では単独トップ。日本代表の森保一監督の視察試合で決定力の高さを示した。

0-1の前半15分、勢いに乗るアタッカーが一気に抜け出した。ドリブルで持ち上がり、右に進路を変えて後方から迫ったDFをブロックすると、GKとの1対1から右足をコンパクトに振ってゴール左隅に突き刺した。落ち着いて仕留めて今季2度目の2戦連発。33試合の出場で1得点だった加入1年目の昨季は左MFを主戦場にしていたが、今季から最前線に上がってゴール数を伸ばしている。

だが、期待された追加点を奪えず、チームは1-2で敗戦。ここまで得点した6試合は1勝4分け1敗となった。本人も手放しで喜べないだろうが、チームが19位に低迷する中での6ゴールは、長谷川の個の力を際立たせる。3月には自身のSNSに「正味こっからでしょ新潟」と記してサポーターを勇気づけた。今季はハイプレスの先導役としてもスピード感のある動きは目を引く。勝ち点3へ。今後はJ1で自身初となる1試合複数得点が必要だ。【石川秀和】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【解析料理】新潟の長谷川元希、PKなしで今季6得点は日本人単独トップ 森保監督の前で決める