履正社が大阪桐蔭に逆転負けで準V 秋春連覇逃すも多田監督前向き「勉強になったところも多い」
<高校野球春季近畿地区大会大阪府予選:大阪桐蔭6-2履正社>◇18日◇決勝◇GOSANDO南港
履正社が大阪桐蔭に逆転負けし、秋春連覇を逃した。
3回に岸本倫之介内野手(2年)の左越え二塁打で先制したが、大阪桐蔭先発の中野大虎投手(3年)を打ち崩せず。6回にも1点を奪ったが、9安打で2得点に終わった。
先発の背番号1、江藤幸大投手(3年)は序盤こそテンポ良く抑えたが、4回に3点奪われて逆転を許した。5回途中4失点で降板すると、細かく投手をつないだ。のべ6投手をつぎ込む継投となった。
多田晃監督(46)は「今日は中野くんに対応してできていたんですけど、勝負どころで桐蔭さんが連打になったり、最後打てなかった。1、2回のところでもう1点なんとか取れたら。2回もエンドランで攻めていったんですけど残念な結果になってしまった。バッティングは悪くなかったですけど」と振り返った。
昨秋は大阪大会決勝で勝利したが、今春はリベンジを許した。それでも収穫の春となり、多田監督は「投手陣は冬に課題にしていたので。秋の矢野、辻に頼っていたところからすると経験もできたし良かった。接戦も多くてタイブレークもできたのでを夏に向けてはすごい良かったですし、今日は桐蔭さんみたいなチームとやって勉強になったところも多いと思う。いろいろ学べた春の大会だったんじゃないかと思います」と前向きに捉えた。